1.ナイーマですコルトレーン大先生作曲のバラードです。日本ではどこかのアホなジャズ評論家がレコード解説に「ネイマ」と書いたことから、誤って伝わっていますが、正しくは「ナイーマ」です。そもそも、人の名前ですから、日本人が勝手に読み方を決めていいわけがありません。みなさんは決して間違わないようにして下さい。 2.ボサノバコルトレーン先生はバラードで演奏していましたが、現代では「ボサノバ」で演奏するのが定番です。そう、純正ボサノバとは似ても似つかない「バードランド」仕様の「ボサノバ」です。ぼくは「チェキチェキ・ビート」と呼んでいます。 3.コードも違うコルトレーン先生はEbとBbのペダルで演奏していましたが、現代ではもう少しベースが動きます。それに合わせて、コードも微妙に変えています。現代のコード進行は以下の通り。原曲はバラードなので、それをボサノバにすると言うことは、結果的に「倍テン」になります。 ボイシングでサウンドが変わることもあるので、ソロ・ピアノのスコアも載せておきます。これはジャズライフに載っていた福田重男さんのアレンジです。ボイシングの参考にして下さい(ソロ・ピアノ譜 NaimaP.pdf)。 4.エンディングエンディングはオリジナル通り。 5.参考演奏このアレンジはこれが起源かもしれません。バラードで始まりますが、途中から「ボサノバ」になります。
変わったところで、フラメンコ・ピアノの第一人者チャノ・ドミンゲスによる、フラメンコ風ナイーマ。
6.データこの回で紹介したデータをまとめておきましょう。
7.おまけ2テナーによる実演を静止画映像で(笑)。
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