実録!ズージャでGO! 4月18日 その6

テーマ リズム・チェンジ
Rhythm A Ning

1.「循環」じゃなく「リズム・チェンジ」

「オレオ」に代表される曲を日本では「循環」と呼びますが、正式には「アイ・ガット・リズム」という曲のコード進行(チェンジ)という意味で「リズム・チェンジ」と言います。

リズム・チェンジはブルースと並んでジャズの定番です。ブルースはいろんなキー、いろんなテンポで演奏されますが、リズム・チェンジはキーはBb、アップ・テンポで演奏されることが多いようです。

正直に言いますと、ぼくはリズム・チェンジが苦手でして、ジャズを始めて三十余年、これまでまじめに取り組んだことがありませんでした。みなさんはそんなことがないように、頑張りましょう。

2.テーマ

リズム。チェンジはA(8)−B(8)−A(8)−C(8)の32小節ですが、テーマは譜割りが難しい曲が多いです。この曲も意外と難しい。

3.A

リズム・チェンジの何が嫌いかっていえば、トニックのB♭がいっぱい出てくるところ。基本的なコード進行は以下の通り。

さすがにこれではつまらなさすぎるので、こんな風に変えるといいかもしれない。あんまり変わらないか。

4.B

Bは7thコードの4度進行が基本。

これはII-Vに分割することも出来るが、全部分割してしまうとやり過ぎ。

最初と最後をII-Vにするのが定番か。

5.参考演奏

二度目の登場のアルバムです。

In Action / Thelonious Monk Riverside 12-262
Thelonius Monk piano
Johnny Griffin tenor sax
Ahmed Abdul Malik bass
Roy Haynes drums
1958年8月録音  

6.データ

この回で紹介したデータをまとめておきましょう。

 
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