1.曲のダイナミクスリード・シートにクレッシェンドやデクレッシェンド、メゾピアノやフォルテといった強弱記号は書かれていません。演奏者に任されているか、もしくはあんまりダイナミクスには気を遣っていないからでしょう。しかし、強弱(ダイナミクス)は音楽の重要な要素の一つです。これを改めてジャズ界に教えてくれたのはパット・メセニー(正確にはパット・メシーニーと発音する)だと思います。 ダイナミクスを楽器の多寡でコントロールする話は以前しましたが、本当に各楽器が強弱を付けて演奏しなければならないこともあります。小さい音で演奏することはとても難しく、えてしてリズムがブレたり、ノリが失われたりします。また、ベースは弱く弾くとその魅力が薄れてしまいます。やはり、強弱を付けるのはドラムに依存する部分が大半でしょう。 譜面にぼくの解釈によるダイナミクスを書きました。 なお、これはテーマだけの話で、ソロに入ったら普通にやりましょう。 ビートの基本は前に説明した「ボサノバ風」の「チェキチェキ・ビート」とします。 3.参考演奏これしか手持ちはありませんでした。長年、ぼくの解釈で演奏していて、今回、久しぶりに聞いてみたらちょっとイメージが違いました。あんまり参考にならないかも。
4.データこの回で紹介したデータをまとめておきましょう。
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