1.4ビートを楽しむためじっと我慢4ビートの快感をより一層味わうために、単調なパターンを延々と続けるというのがテーマです。ここではこんなパターンにしましょう。 これをイントロとして使い、さらにA−A−B−AのAでも使うという、曲の大半をこれで埋めます。 Bではこのパターンは使えないので、4ビートにします。最後に簡単なキメを経て、またパターンに戻ります。 テナーソロに入っても1コーラスはテーマと同じリズム処理にします。単調なパターン続きで、4ビートにしたくてウズウズしてきたでしょう? 2コーラス目以降は全編、4ビートにします。 (1コーラス目の最後のAから2コーラス目へ) テナーからピアノにソロを交代するときに再びパターンに戻ります。つまりテナーと同じ構成でピアノソロも演奏します。 (テナーソロからピアノソロへ) ピアノソロが終わったら、パターンに乗ってドラムソロにします。サンバ・ソングでやってた演奏法ですね。 (ドラムソロ) バックのリズムパターンからいかに離れて演奏するかがポイントです。ドラムソロからあとテーマに入ります。 2.なんでソフトリーかこういう料理をする素材として、シンプルなコード進行のソフトリーは優れていると思います。Aは基本的にCm一発と解釈することで、こういうアレンジが成立します。 定型パターンで演奏しているときはいいでしょうが、4ビートになったときにCm一発と言われてもランニングに困るでしょう。いくつかアイディアというか考え方を紹介しておきます。 (1)ドリアン風味Cドリアンとしてラインを作ってみます。言うまでもなくCドリアンとはB♭の音階をドから始めたスケールが基本。 ポイントはラ♭ではなくラだということ。こんなランニングが考えられます。 (2)勝手にドミナントず〜っとCmでは退屈だしつまらないので、適当にG7を入れてラインを作ります。 実際にはこれらを組み合わせて、ラインを作りましょう。 3.参考演奏リーブマン師匠の演奏を挙げておきましょう。何とこのアルバムは日本制作。最先端のジャズは日本発という時代の遺産です。残念ながらこれを制作した「トリオ・レコード」はなくなってしまいました。別メーカーがCD化したらしいですが、今は入手困難かも。
似たテイストのアルバムとしてジョン・スコフィールドの「Live」(1977年)というのもあります。こちらにもリッチー・バイラークとジョージ・ムラーツが参加しています。こっちは入手可能みたいですね
4.データこの回で紹介したデータをまとめておきましょう。
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