練習メモ

テーマ まさかの至上の愛
Resolution

1.この曲について

またまた、ジョン・コルトレーン大先生のナンバーです。これもあまり取り上げられることはありませんが、意外と普通の曲なんです。

2.テーマ

一聴するとわかりづらいかも知れませんが、8小節からなる主メロディを3回繰り返した24小節に続き、16小節のテナーソロを経て、再び24小節の主メロディの、合計64小節がテーマです。

テーマのキモは何と言っても1小節目4拍ウラのアクセント。これなくしては成立しません。ベースはBbのペダルを弾いています。特定のパターンなどは感じられませんが、概ねこんな感じでしょうか。

3.ソロ

以下の8小節を繰り返します。コルトレーン大先生はピアノソロの途中からEbm一発になり、テナーソロはアタマから一発で演奏していますが、ぼくらは単純にこの8小節を繰り返しましょう。

なお、このコード進行はチック・コリアの「Quartet No2. Part2」と同じです。

ついでですので「Quartet No2. Part2」のリードシートとピアノ・ソロ譜をデータに載せておきます。

4.エンディング

テーマの前半部、つまり主メロディーを3回演奏して、Impressionsと同様の終わり方で。

5.参考演奏

言うまでもなくコレ。「至上の愛」4部作の2曲目が本曲です。ちなみに3曲目の「Pursuance(追求)」はBbmのブルースです。

A Love Supreme / John Coltrane Impulse
John Coltrane tenor sax
McCoy Tyner piano
Jimmy Garrison bass
Elvin Jones drums
1964年12月9日録音  

ついでに同じコード進行のコレ。E♭m7/A♭A♭7の代わりというのはもう良いよね。

Three Quartets / Chick Corea GRP
Chick Corea piano
Michael Brecker tenor sax
Eddie Gomez bass
Steve Gadd drums
1981年1月 or 2月録音  

6.データ

この回で紹介したデータをまとめておきましょう。

 
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