実録!ズージャでGO! 4月 その6

テーマ ファンク
I Mean You

1.かつてはこれが主流

前回、取り上げた「I Mean You」をファンク調でやってみましょう。1990年代はこう演奏するのが主流でした。

1990年前後、「I Mean You」と言えば、みんなこんな感じで演奏していたように記憶しています。誰が起源かは不明ですが、ライブハウスでよく耳にしたものです。まあ、ぼくが見に行くライブですから、佐藤達哉さん中心なわけで、メンツもほぼ一緒だったのですが(^_^;)。それが普通に戻ったのはやはり1995年の「McCoy Tyner Trio featuring Michael Brecker / INFINITY」がリリースされてからでした。

こういうビートは正確には何と呼ぶのだろう。ぼくらは「ファンク」で片付けてしまう。今回、改めてMIDIで作ってみたら、若干「シャッフル」していました、って、「シャッフル」を知らない? もちろん、トランプを混ぜることでもないし、iPodで順不同で曲を再生することでもない。ビートのシャッフルのこと。

実は正確なシャッフルの定義はない、と思う。8分音符の前と後ろが1:1じゃなく、若干、前が長いのがシャッフル。これがどの程度の比なのかは曲によって異なるのが実情。

1小節を96に分解、つまり1拍を24に分解した場合、8分音符を1:1で弾くと、12:12になる。試しにイントロパターンを12:12から16:8まで演奏してみました。

12:12 13:11 14:10 15:9 16:8

12:12じゃあ違和感がある。16:8,って要は3連の2つと1つではハネ過ぎ。14:10もしくは15:9あたりが妥当と思われます。ちなみにこれがBrecker Brothersの「Inside Out」あたりだと16:8がピッタリする。

イントロを経て、テーマのAは以下の通り。

サビはゆったり感を出す。

ソロ・パートのベースは2パターン考えられる。一つは8ビートらしいパターン。こういうビートでは音符を短めに弾くのがポイント。例えばこんな感じ。

もう一つは2ビートのように弾くパターン。この場合は音符は長め。

例えば先発のサックス・ソロでは8ビートで2番目のピアノ・ソロでは2ビート風、とメリハリを付けると大沢あかね並の「出来る子」に見える。

ピアノ・ソロ後はイントロ・パターンの半分でドラムス・ソロ。

ドラムが一杯一杯になったところで、イントロ・パターンを経て、ラスト・テーマへ。最後はAの2小節を食ってイントロ・パターンへ。4回はしつこいという噂もあるが、今回は素直に4回やってフィニッシュ。

2.参考演奏

ジャズ・ライフ月刊スタンダードの続編。

The Tokyo Session AHCZ-0002
布川 俊樹 guitar
福田 重男 piano
納 浩一 bass
平山 "三平" 恵勇 drums
1991録音

3.データ

この回で紹介したデータをまとめておきましょう。

 
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