実録!ズージャでGO! 3月 その2

テーマ 定型リズム・パターン
Softly As In A Morning Sunrise

1.4ビートを楽しむためじっと我慢

4ビートの快感をより一層味わうために、単調なパターンを延々と続けるというのがテーマです。ここではこんなパターンにしましょう。

これをイントロとして使い、さらにA−A−B−AのAでも使うという、曲の大半をこれで埋めます。

Bではこのパターンは使えないので、4ビートにします。最後に簡単なキメを経て、またパターンに戻ります。

テナーソロに入っても1コーラスはテーマと同じリズム処理にします。単調なパターン続きで、4ビートにしたくてウズウズしてきたでしょう? 2コーラス目以降は全編、4ビートにします。

(1コーラス目の最後のAから2コーラス目へ)

テナーからピアノにソロを交代するときに再びパターンに戻ります。つまりテナーと同じ構成でピアノソロも演奏します。

(テナーソロからピアノソロへ)

ピアノソロが終わったら、パターンに乗ってドラムソロにします。サンバ・ソングでやってた演奏法ですね。

(ドラムソロ)

バックのリズムパターンからいかに離れて演奏するかがポイントです。ドラムソロからあとテーマに入ります。

2.なんでソフトリーか

こういう料理をする素材として、シンプルなコード進行のソフトリーは優れていると思います。Aは基本的にm一発と解釈することで、こういうアレンジが成立します。

定型パターンで演奏しているときはいいでしょうが、4ビートになったときにm一発と言われてもランニングに困るでしょう。いくつかアイディアというか考え方を紹介しておきます。

(1)ドリアン風味

ドリアンとしてラインを作ってみます。言うまでもなくドリアンとはB♭の音階をドから始めたスケールが基本。

ポイントはラ♭ではなくラだということ。こんなランニングが考えられます。

(2)勝手にドミナント

ず〜っとmでは退屈だしつまらないので、適当に7を入れてラインを作ります。

実際にはこれらを組み合わせて、ラインを作りましょう。

3.参考演奏

リーブマン師匠の演奏を挙げておきましょう。何とこのアルバムは日本制作。最先端のジャズは日本発という時代の遺産です。残念ながらこれを制作した「トリオ・レコード」はなくなってしまいました。別メーカーがCD化したらしいですが、今は入手困難かも。

Quest / Dave Liebman Trio Records PAP-25027
Dave Liebman soprano sax
Richie Beirach piano
George Mraz bass
Al Foster drums
1981年12月28、29日録音

似たテイストのアルバムとしてジョン・スコフィールドの「Live」(1977年)というのもあります。こちらにもリッチー・バイラークとジョージ・ムラーツが参加しています。こっちは入手可能みたいですね

Live / John Scofield Enja 3013
John Scofield guitar
Richie Beirach piano
George Mraz bass
Joe LaBarbera drums
1977年11月4日録音

4.データ

この回で紹介したデータをまとめておきましょう。

曲名 楽譜 Midi
Softly As In A Morning Sunrise リードシート(key of C)
リードシート(key of Bb)
リードシート(key of Eb)
 
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