実録!ズージャでGO! 2月 その4

テーマ マイナーブルース
Come Sunrise

1.あれもこれもマイナーブルース

メジャー・ブルースのコード進行は大体同じですが、マイナー・ブルースの場合、いろんなバリエーションがあったりします。一番基本的なコード進行はこんな感じでしょう。

これがマイナー・ブルースの典型と言われるコルトレーン先生の「Mr. P.C.」でもこうなります。

3段目のII-VIV-Vになっています。ちなみにP. C.とはPaul Chambersのこと。やっぱりコルトレーンもチャンバース好き?

さらにBill Evansでお馴染みの「Israel」になると2段目がII-Vになったりします。

まあ、それでも2段目で4度上に上がるのは守られるんだろうと思っていると、Stepsの「Fawlty Tenor」ではこんなんなっちゃいます。

Dmの4度上のGm7の代わりにBb7になり、さらに9〜10小節目のII-Vの代わりがEb7-Db7になっています。

これがハンコックの「Eyes Of Harricane」になるとソロ・パートはFmのブルースだけど、テーマは全くブルースじゃない。もうここまでいくと何でもありの世界です。

3.曲について

この曲は「まつバンド」の重鎮だった今は亡きAさんというギタリストから口承で教わったものです。だからタイトルも不明だし、メロディ・ラインも不確か。グラント・グリーンの曲かどうかも明らかじゃないし、そもそもmじゃないかもしれない。今回、改めて色々調べてみましたが該当する曲は見つかりませんでした。誰か分かった方がいればお知らせ下さい。

ローランさんから、Grant GreenのSunday Mornin'収録の「Come Sunrise」だと教えて頂きました。オリジナルのキーはE♭mでした。2015/07/20記

というわけなので、さっき勉強した「マッコイ・パターン」を全面に使って、ぼく流にアレンジしてみました。

ベースはランニングですが、ピアノとドラムでアクセントを合わせます。ピアノのボイシングをマッコイっぽく4度重ねにしてみました。参考にしてみて下さい。

3段目のメロディは一拍半フレーズという奴です。三拍子では一小節を二等分しますが、四拍子ではアクセントがズレていきます。ドラムにおいては一拍半フレーズは基本的なものです。ぜひ、ガッドを聞いて勉強して下さい。

エンディングは最後の4小節を3回繰り返して(+2回)11thで終わりましょう。

4.参考演奏

というわけなので、参考演奏はありません。ぼくのマイナス・ワンをデータに載せておきます。

せっかくですので上に挙げたStepsの「Fawlty Tenors」も載せておきます。今から28年前の六本木での演奏です。

Smokin' In The Pit / Steps NYC Records 6027-2
Michael Brecker tenor sax
Mike Mainieri vibraphone
Don Grolnick piano
Eddie Gomez bass
Steve Gadd drums
1980年12月 六本木Pit-Inn録音  

5.データ

この回で紹介したデータをまとめておきましょう。

 
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